2015年01月01日

ネレオカリス

ネレオカリス
Nereocaris
体長:1センチ

nereacaris_2.png
ネレオカリスは、バージェスで発見された1センチほどの動物です。
体の前部外側を覆う固い殻、そして、たくさんある脚には20以上もの節構造が見られるということで、「殻」と「脚の節構造」とくれば、これは甲殻類の特徴だ、というわけで、もっとも初期の甲殻類とされています。

脚、といっても殻のなかにすっかり収まっているのでこれを使って歩くのはムリでしょう。もっぱらシャカシャカ動かして遊泳していたようです。
頭部からは、柄のようなものについて飛び出した目と、不思議な一本だけの触覚のようなものがあります。真ん中から飛び出した1本の触覚…左右対称に慣れたニンゲンにとっては、なんか、ちょっと、ポカンとした気持ちになります。

ネレオカリスの長いしっぽを短くして甲殻に収納すると、あの動物に似ています。やはり原始的な甲殻類、チュゾイアです。これも歩くのはムリな体型。甲殻類の初期はもっぱら泳ぐ生き物だったようです。

posted by センザキタツヤ at 19:27| Comment(1) | TrackBack(0) | バージェス頁岩動物群 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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Posted by navayanik at 2022年01月09日 09:20
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