Sarotorocercus oblita
体長:1センチ前後

バージェスの節足動物です。
太い触覚と、ドカンとした大きな眼が印象的。何か、ロボットちっくなキャッチーさがありますね。
体の各体節の下から、筆の先のような脚が出ていてこれをバタバタさせて泳いだようです。こんな風に上下逆さまに泳いでいる姿で復元される事が多く、まあ、懐かしのシーモンキーっぽい泳ぎ、ということでしょう。
海底近くで生活していたのではなく、海の中層で活動していたと言われています。ということは、泥の中の餌を漁るというわけではないようです。取り立てて捕食用の器官をもっているわけでもないので、腐肉食なんでしょうか。もし、そうだとするとこの発達した眼がちょっと理屈に合わないような気もします。
カラーリングは、ホウネンエビを参考にしてみました。