Waptia fieldensis
体長:数センチ

小エビのようなバージェス動物、甲殻類と言われています。
体の前半は、兜のような甲皮で覆われていて、前方にヤドカリっぽい感じの触覚と目が飛び出しています。
甲皮の下に前に4対、後ろに6対の肢が出ています。前の4対は歩くための肢で、後ろの6対はエラ兼遊泳用のものらしい。これらを使って、海底を歩いたり海中を泳ぎ回っていたようです。尻尾の先には遊泳中にバランスをとるためのフラップが1対ついています。
顎のような構造は見当たらないそうで、堆積物中の有機物を集めて食べていたのではないかと言われています。