Louisella pedunculara
体長:20数センチ

バージェス頁岩のエラヒキムシ類です。以前に掲載したオットイアのお仲間ですね。オットイアよりもかなりスレンダーで、長さはバージェスのエラヒキムシ中最大だそうです。
この図は吻を伸ばしきった状態です。上端が口になっていて、これが広がり、獲物を捉えて、にゅにゅにゅっと体の中に引込みます。体の側面に棘のような突起が2列にならんで生えていますが、これは、酸素交換の役に立っていたらしい(エラみたいな機能なんですかね)。体が大きくなったがためにこうした特殊な器官が必要になったのではないか、いわれているようです。