Naraoia compacta
体長:数センチ

つるん、とした三葉虫の仲間。
以前から、はやく作らねば、と思っていた生き物です。
一応、三葉虫の仲間に分類されていますが、その体はかなりイレギュラーです。まず、外骨格が固くない。三葉虫はいわゆる「鉱物化」した外骨格を持っていて丈夫なんですが、ナラオイアの場合、タンパク質で出来ていて、比較的やらかいものだったらしい。
三葉虫の最大の特徴は、体が縦に3つに分かれている事、つまり、真ん中と左右とに分かれているんですが、ナラオイアは、その区別もどうもあいまいです。さらに普通の三葉虫は、腹、胸、頭、と3つのパーツで出来ているのに、ナラオイアはそれも2分割で済ませています。
触覚の付近に眼のような構造がある、という事ですが、色々情報を検索すると「眼はなし」とする記述が多いようです。