Eldonia ludwigi
体長(直径):最大20センチ程

一見してクラゲのような動物。
実際には、遊泳性のナマコに近い仲間だという説が有力です。
現生の動物にも、外套のようなヒレを使って海中を泳ぐユメナマコという深海棲のナマコがいますが、それらともまた体の体制が違っているようで、謎の深い生き物です。
また、泳ぐ、もしくは浮遊していたのではなく、海底で半分砂に埋まったような状態で暮らしていたのではないかという説もあります。
バージェス頁岩動物群の一員ですが、中国のチェンジャンにも生息していました。
多くは化石が複数集まって産するようで、夏の終りのミズクラゲのように群れて生活していたのかもしれません。