Olenoides serratus
体長:数センチ

いわゆる、三葉虫の仲間です。
左側は頭のツノを突き出した防御姿勢。
主に海底を動き回り、殻の発達していない柔らかい動物や動物の死骸を食べていました。
三葉虫はカンブリア紀に最も多様化した動物だそうで、現在の海で言えば「魚」の位置を占めていたとも言われています。
「眼の誕生(アンドリューパーカー)」によると、カンブリア紀の始めというか先カンブリア紀の終わりに「眼」を最初に持った動物がこの三葉虫ではないかという事です。それによりその後の「食う食われる」という動物同士の関係が成立して、かくも多様な動物が生まれるに至った、という事だそうで、それが事実なら、動物の進化史上もっとも記念すべき動物の一つと言えるでしょう。