Wiwaxia corrugata
体長:数センチ

なにやら、不思議な物体ですが、コレもカンブリア紀の代表的な動物です。
この裏側が足になっていて、海底をもぞもぞ動いていたようです。
色つきの復元図では、こげ茶色の、それこそ松ぼっくりのようなものとして描かれている場合が多いようです。が、しかし、調べてみると、この体を覆った鱗のようなもの表面の構造を見ると細かい溝が規則正しく並んでいるのだそうで、CDの裏側のように虹色に光っていたかもしれない、との事。
その説に乗っかって作画したのがこの復元図です。
なにやらゴージャスな動物になりました。
カンブリア紀のバージェスの海は、今でいう熱帯の浅瀬、ということはサンゴ礁のような状態だったようで、そういう「あっかるい海」を想定すると、そんなに唐突な感じもしない...?
分類的には、現生のウミケムシなどに近い多毛類ではないか、いやいや、そうではないのではないか、など、いまだ議論の真っ最中のようです。
先日2015年5月にNHKでカンブリア紀の特集をやっていたのが面白くて、wikipedia経由でお邪魔しました!
NHKではアノマロカリス、オパピニア、ハルキゲニア、ピカイアくらいしか紹介されなかったのですが、こちらを拝見すると、さすがにたくさんいるのですね!
とても勉強になります。
ありがとうございます。