Ottoia prolifica
体長:数センチ〜20センチほど

イメージとしては、ふとっちょの肉食ミミズ(あくまでイメージ、ミミズとは関係のない動物です)。現生の動物にも近い仲間がいるエラヒキ動物に分類されています。
海底にU字型の穴を掘り、その中で暮らしていたそうです。
体の前端に「口」にあたる部分がありますが、これが裏側からめくれるようにして「びよーん」と伸び、巣穴のそばを通りがかった他の動物を食べていたようです。体の中に、巻貝のようなヒオリテスという動物が入っている化石が多数発見されています。
体の後端には、放射状にカギ状のものがついていてこれを、穴の壁にひっかけて体を支えていたようです。
また、後端には肛門があり、このお尻を巣穴から突き出して糞をしていたのではないかという事です。綺麗好きです、水洗ですね。
この仲間も何種類もいて、カンブリア紀の勝ち組のひとつのようですね。他の種も随時制作していきたいと思います。