Diania cactiformis
体長:数センチ

中国で最近発見された動物。姿がサボテンに似ているというので「歩くサボテン」というニックネームが付けられました。中国のカンブリア化石の有名産地、チェンジャンのある雲南省で見つかっています。
分類としては葉足類動物というそうで、この中には、カンブリア紀のスターさんであるところの、ハルキゲニアやアユシュアイアが含まれます。現生動物ではカギムシが含まれるそうです。
ディアニアが注目される大きな理由は、柔らかい、芋虫のような脚を持っている葉足動物から、エビやカニ、昆虫のような節足動物が生まれてきた証拠かもしれない、という点。ハルキゲニアっぽい形の脚が硬化して、節構造が見られます。
ただ、これがサボテンに見えるか...どうか...というと、どうなんでしょう(笑)。
植物ならギリギリ、イワヒバにはみえるか...。
あと雰囲気だけなら、ウミグモ君に似ているかも。